ここでは理想的な姿勢と、姿勢検査でよくみられる姿勢パターンを紹介したいと思います。
上のイラストは理想的な姿勢といわれているものです、あえて理想的と書いているのには身体の不調の原因は必ずしも姿勢だけでないこともあるからです、と書くと混乱を招く可能性もありますがここでは姿勢だけに的を絞って説明していきます。
次に様々な不良姿勢です。
上のイラストはよくみられる横からみた不良姿勢のパターンです。
@ねこ背1 首の下から胸の上部後面にかけて後彎が増加しています。しばしば頚椎の前彎の縮小や消失がみられ、特に机に向かう仕事、編み物などの姿勢に多いです。この姿勢は心臓、肺、気管支などの機能障害を起こしやすいです。
Aねこ背2 肩甲骨の間あたりの後彎が強い。老年期、または疾病により、再び幼年時代の彎曲に戻ることがあります。このときは上にあります仙骨基底角が一般に減少する。心臓、呼吸器、消化器系など幅広く、機能の低下がみられる。身体全体も硬く、運動困難ぎみになる(必ずではありませんが)ねこ背1と共に首から首の付け根にかけてひずみた起きやすく、結果肩こりの原因ともなる。
B平らな腰 これはどちかというと男性に多いかもです。 胸椎の後彎と腰椎前彎が共に減少する。いわゆるヘッピリ腰で、仙骨基底角、腰仙角が小さくなる。消化器系、泌尿器系などへ影響を与えやすい。またこのタイプはギックリ腰をよく起こす。普段の姿勢ではイスに浅く座る、横にまるまって寝るなどの癖が目立つことがある。
C出腹型 腰椎の前彎が強く、仙骨の基底角は大きくなる。 特に腰の背骨の関節面に大きな体重負荷がかかり、腰痛を引き起こしやすい。腹部への負担も大きく、腹部内臓への影響も大きい。肥満ぎみの人、妊婦さん、ハイヒールをはく人に多いタイプ。
Dそり返り型 通常だと肩甲骨の間付近にある後彎が仙骨付近まで下がってきたタイプで、腰の前彎は減少し仙骨基底角、腰仙角は大きくなる。腰痛や、腹部内臓への影響が大きい。上体を後ろにそらしたスタイルで若い人に多い。
次に後ろからみた不良姿勢です。
正常@A両肩、両腰が水平である。脊柱がまっすぐなら正常です。
ただ・・・ここで正常Aは脊柱がまがっているのに・・・正常なの?と思われるかもですが。肩の高さ、腰の高さが水平であれば正常です。このあたりの説明はまた下記で紹介したいと思います。
@左腰上がり 腰椎部に一つの側彎があるタイプで、この場合は立ち方、座り方に癖がよくみられます。この反対タイプもあります。
A右肩上がり 胸椎部に一つの右側彎がある。右肩にショルダーバックをかける人、重い荷物を持つ人に多くみられます。同じ肩にばかりバックをかける人に多い。この反対のタイプもあります。
B右肩と右腰上がり 両肩と両腰は平行だが、両腰そして両肩の高さが異なる。よくあるのは胸椎と腰椎部に2つの側彎があり。ときには3つの側湾がみられることもある。この反対タイプもあります。
C右肩と右左腰上がり 両肩と両腰の両線がくの字になる。一般的には胸椎部と腰椎部に一つまたは三つの側彎がC´もみられるが、ときには2つもある。この反対タイプもあります。
この他に脊柱レントゲン像を詳しく調べると、これらの分類に入らない複雑なゆがみも存在します。
また多くのレントゲン調査結果より実は胸部右側側彎が男女共に多くあることが確かめられています。これは右利き腕の人が多い為、脊柱の両側の均等性が失われてことによるものも考えられています。臨床的に多いのは骨盤の高さが右側高位が多いとか、左側短下肢が多いなど、いくつもの興味ある事柄がみられます。
よくみられる姿勢パターン
これを一番わかりやすく実感できるのは(右利きの人)左足を前に出して体重をかけた状態になります、右利きの人は左足を前に出して作業することが多いです。
また上記のイラストでは右肩、右骨盤とも上がっていますが、一見みただけではわからず、上がっているから何んらかの問題があるというわけではありません。またこれらはあくまでも典型的なパターンで、実際は様々な姿勢パターンがあることをご了承ください。
姿勢と一口にいっても様々な要因が重なっていることが多く、見た目の雰囲気なんかもそうなのかもですが典型的なパターンであっても背骨が歪んでいても、肩、骨盤の高さ共、左右差がない場合もあります。少し矛盾を感じられる方もいるかもですが、歪んでいてもなんら問題がないということも多々あります。
少し専門的になりますが、歪みと動ごく、動かないという関連をカイロプラクティックは重視します。
歪んでいても、動きがあれば問題がないことが多いのです。
そしてカイロプラクティックの多くの目的は、動かない部分を動かすということに大きなポイントを置いているということです。
施術の大きなポイントはまず一番動いてない部分を触診で探していくのですが、そのキーワードになるべくポイントが特に背骨、骨盤に多いということ、即ち姿勢だということです。

