平成22年度 勉強会記録

 今まで私のブログにてセミナー参加記録は書いていたのですが、今後HPの方でも
紹介していきたいと思います。


 

平成22年1月16日(土)天気晴れ 新大阪にて 15時半より

第二回MPSG(モーションパルペーション研究会 特別セミナー


テーマは「難解な腰痛〜脊椎分離/すべり症」 中川先生

「坐位胸椎ダブルニーテクニック〜効果的な矯正を行なうための考え方」佐藤先生

 
 今回は土曜日の昼からの短い時間のセミナーでありました。

まず佐藤先生の胸椎ダブルニーテクニックというのは一般の方は何?かもですが、簡
単にいえば術者の膝を使って胸椎(背中)を矯正する方法です、膝??でというと少し
暴力的なイメージを持つかもですが熟練した術者に矯正をしてもらうと全く痛くありません。

実は私もはじめてみたとき・・・・・・膝で背中を押すなんて・・・・大丈夫なのか、痛くない
のか骨折れないのか?と凄く危険なイメージを持っていた記憶があります。

しかし熟練した術者に矯正してもらうと全然痛くないのです!!!しかし・・・熟練してな
い術者にしてもらうと、かなり痛いです・・・・

いかに痛くなく効果的な矯正をするかが、この技術の鍵なのですが当然なからそうなるま
でには熟練を要します。難しいです!!

その上手くできる鍵を約一時間かけて解説、デモをしていただいたのですが、簡単にみ
える技術の中に注意点が多く、現在中川先生の勉強会でも現在同時にしてる内容なの
ですが、改めて注意点をきいていると色々な再確認ができました。

膝というと硬いとイメージがあると思いますが、膝の痛い部分を背中にあてると強烈に痛
いですから、膝の柔らかい部分を背中に当てます、これは実は術者によって微妙に違う
ので自分の柔らかい部分をしっかり確認しておかないといけません。

カイロプラクティックテクニックに共通しているのですが、このテクニックも患者さんと術者
のバランスがとても重要になります。膝を絶対押すのでなく膝に矯正したい部位に載せる
というイメージで矯正する感じです。

あと細かい注意点は一般の方は興味ないと思うので技術的なことは省略して、ブログで
も書いていたのですが、背骨の歪みというのは寝てる状態、立ってる状態、座ってる状態
で変化することが実はよくあります、現代人の仕事の姿勢では坐って仕事してる人が多い
という状況も関係してるのかもですが、坐っていて症状があるということがとても多いです。

例えば坐っていると痛いが、寝てると痛くない、症状がないというケースだと坐ってる状態
で検査をして施術に移行するというのがいいというわけです。あと上肢の動きなども寝て
施術すると起き上がってまた検査、寝て施術、また坐って動きの観察ということをしてると
時間がもったいないというのもあります。反面、坐って検査、施術という流れは寝てるとき
より固定してる部分が少なくなるので施術、検査共に難しいというのもあります。

もちろん、寝て痛みがない状態で施術した方がいいケースも多々あります。実際の臨床で
はうつ伏せで痛くなったり、仰向けで痛くなったり、痺れが増強したち、痛くで坐ってられな
いなどと様々なケースがあるので臨床では臨機応変です。

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続けて中川先生の講義です。

脊椎分離/すべり症というのは腰痛で苦しんでいる方だときいたことあるかもですが、

分離症というのは、先天的な問題もあるのですが、特に背骨の中でも腰椎に発生する骨の
骨折のことです。もちろん腰椎全部が骨折するわけではないので、それが時間が立つこと
により骨折した部分が周辺の組織が維持できなくなって分離してる腰椎そのものが滑って
しまってる状態をすべり症といいます。

分離の原因は前述したように先天的なこともありますが、多いのが少年期の過度なスポー
ツのことが多いようです、とくにサッカー、レスリング、柔道、フットボール、過度な屈伸運動
によるストレス骨折です。

実はこれはアメリカのデータなのですが、人口の5%にみられて、これまた不思議なので
すが約半数が無症状で、一般に20歳以降に症状があらわれてくることが多いといわれて
います。

腰痛の問題も様々なケースがありますが、分離症、すべり症ともに慢性の腰痛の原因にな
ってることが多く、長時間同じ姿勢で痛みが出現、寝てる状態、身体を前に曲げた状態で
は痛みが軽減する傾向が多いようです。

整形外科的な検査は医療機関でするのとの同じです、一番簡単にわかるのはレントゲン撮
影です。触診でもわかることがあるのですが、その際は好発部位である腰椎5番か4番あた
りを後ろから前に押すと他の腰椎に比べて前方に入っていくのを感じます。

残念ながら、カイロプラクティックでも分離してる骨を元に戻すことは不可能ですが、症状を
軽減もしくは消失することは可能です。

すべり症の臨床的な所見として腰椎の過前彎がよくみられるのですが、それに付随して

・大腰筋の短縮 ・腸骨筋の短縮 ・仙骨の基底部が前方に ・胸椎の後彎がきつい
・股関節の動きが悪い などが良くみられます。

ですから施術は大腰筋、腸骨筋、股関節へのアプローチを中心に組み立てます。

このあと、講師の中川先生のデモがあったのですが、何度も何度もきいているのですがカ
イロプラクティックの基本は動きにくいところ、動かない場所が色々な主訴になってることが
多く、単純に考えるとその部分だけを動かかせるようにするだけで、大幅な症状の改善が期
待できます。

ただそれをいかに検出するのが難しいのがカイロプラクティックです。

今回も動きにくいところ、動かないところを的確に検出して、治療へと組み立てる観察力と治
療技術に感動しながら、まだまだ小さな視野でしか見れない自分に日々修行だなと思った
セミナーでした。


平成22年3月7日 中川先生カイロプラクティックセミナー第24回 
テーマは胸椎(坐位)V

今回も通算で24回目のセミナーです、年三回ですから8年が過ぎたことになります。一口に8年・・・早いです。

テーマは胸椎(坐位)Vです。

背骨の中でも頚椎〜胸椎、後頭部〜頚椎、胸椎〜腰椎、腰椎〜仙骨のいわゆる移行部というのは重要な箇所で、動きが他の背骨に比べて少ないのに、動きに少しでも異常があると問題を発生しやすい場所になります。

今回は上部胸椎に関しての講義でした。

上にも書いてありますが、この部分は元々あまり動きはがないというのもあり調整は難しいのですが、上手に調整できれば大きな変化が期待できます。

背部症状の種類として

・肩こり

・肩/背部痛

・背部違和感

・肩甲間部のコリ

・脊柱側彎症

・肋間神経痛

・胸椎運動域制限   などがあります。

臨床的に背部の症状は内臓からの反射も多いです。とくに肝臓や胃からのことが多く、カイロプラクティックで内臓の施術はできませんが単純に内臓そのものを触診することにより、内臓の緊張感や腫れやハリなど圧痛などが触診できることが多いです。

あと、日本人特有の背中として、言葉ではわかりにくいかもですが猫背ぎみで上部の背中が後ろに出てる姿勢の人も多いのですが、反対に上部の背中が前に入っている姿勢の人も多いです。上部の背中が前に入ってるケースでは後ろからの調整は難しいです。既に前に入ってる部分を後ろから前に押すと・・・更に前に入ってしまいますから具合が悪くなる可能性が大です。

以前にも書きましたが坐位検査の重要性・・・・・・・我々は重力下で生きていますから背骨に垂直に重力がかかった状態での身体の状態はとても重要になります。

たまに急性の症状がきつい場合や、脊柱圧追骨折などで横にしてしまうと立ち上がれないことがあるので、坐位で検査、施術がとっても大事なスキルになります。

上部の胸椎の矯正は片膝を使っての方法です、これは随分昔、あるセミナーで習った際、自分の身体を上手く使えないというのもあり、難しい!!と思っていたテクニックですが今回細かくテクニックの注意点をきいているとある動作をするかしないかで矯正が成功の是非が決まるような操作がたくさんありました。

ただ非常に効果的な方法なのですが、はっきりいって難しいです。

胸椎の関節面はかなり上を向いていますのでなるべく下から限りなく、上に向かって刺激をいれるのが大きなポイントです。

今回もマスター講師である先生の鋭い観察力と、ほんの少し身体を刺激することにより身体が大きく変化することにため息をつきながら充実した1日でした。


平成22年5月13日 「整体ウォーキング」 歩き方、立ち方、背中は伸ばさなくていいし、胸も張らなくていい!! 

テーマは「整体ウォーキング」です、講師は徳島の整体院くすコンディショニング院長の整体師楠山先生です。

 

 楠山先生は整体師でありながら、現在もフルマラソンや100キロを走るウルトラマラソンに参加されていて、数多くの自身の臨床の中から導きだし、現在も進化してる「整体ウォーキング」をセミナーで紹介していただきました。

私もカイロプラクティックで散々、姿勢、動き、生体力学、etc・・・・と勉強してきましたが、目に鱗がたくさん!!!!これは吃驚でした、常識の非常識というかなんというか・・・・・

たとえるなら、吸気より呼気が大切だということ(わかる人はわかると思いますが)(笑)・・・・・・に気づいたみたいな・・・大きな気づきがたくさん!!!

皆さん、世間では、背中を真っ直ぐにしなさい!胸を張りなさい!というのが常識?と思ってません?実は私もそのように指導してきましたが・・・・・・・・・・・・・・・・これは間違いです・・・・・・・・・

整体ウォーキングは全く反対です・・・・・背中を曲げてもいいですし、胸も張らなくてもいいのです。

おそらく・・・・・カイロプラクティックを勉強してる人に、背中曲げていい、胸張らなくでもいい!なんていうと、大半の人はおそらく、はぁ?と下手すれば馬鹿にされるかもです!!!!!

背中曲げていい???胸張らない???え????セミナーに参加するまでは、私も理解できませんでした!!!

しかしなんのことはない・・・・背骨をみればわかります!!!!

image67.jpg

上のイラストは正常とされる背骨のイラストですが、背中を曲げていいといってるのは、胸椎の後湾の部分です、これは後湾してるのが正常なのです!!

前々から姿勢を正してくださいと指導しながら、背中伸ばしたら胸椎の後湾は減少してしまうけど、頚椎と腰椎の前彎が大事なので、後湾させるように胸を張る必要があるんだと思っていたのですが、じゃ後湾はどうすればいいか???

学校やセミナーで胸椎の後湾を作る重要性を今まで一度もきいたことなかったような気がするくらい、重要性をきいたことがありません。

楠山先生はフルマラソンや自身の経験から胸椎の、後湾がとって重要だと気づかれたわけです。

これは〜〜〜〜胸椎の後湾の重要性を知りながら、無視していたというか・・・頚椎、胸椎の重要性に目が行き過ぎていた結果なんだと思います。

ですから、背中を曲げる=猫背になりなさいと、いってるわけでありません。

整体ウォーキングのコンセプトは「身体がラクで綺麗になる」です、ちなみに胸を張らない方がバストアップになるとご存知でした(笑)背中を丸めた方がバストアップします!!

背中を丸めて胸椎の後湾を作ればいいのです、間違っても胸を張ってはいけませんよ!!

胸椎の後湾がなぜ重要なのか!!!これは整体、カイロプラクティックを勉強されてる方ならわかると思います。背骨同様、胸郭はとっても姿勢と身体の機能にかかせない部分です、その前提は胸椎の後湾です!!

セミナーの進行として、まず正しい姿勢を作り、それからウォーキングの実技に進んだのですがウォーキングの理論に関しても、学校やセミナーで習ったこととは違う・・・・・でも教えていただいた歩き方だと足が地面にしっかり足をつけて歩ける実感を持てました。詳細は楠山先生のHPに書いてありますが、固定観念がある人はセミナーに参加しないとわからないかもです!!!骨盤を足の●●に載せる、歩くときに蹴ってはいけない、絶対に地面を●す!などなど!!!と非常に発見が多くあった有意義なセミナーでした!

今後、機会があれば、経験を積んでウォーキング整体を紹介できればと思ってます。